
その男を殺すには、凍死という手段でなければならなかった
県道沿いにある小さな喫茶店。
雪の積もった朝、裏手の駐車場に死体がみつかる。
手足を拘束され、猿ぐつわをされて助けを呼べず、
薄着のまま放置されて男は凍死していた。
犯人はなぜ、こんな残酷な殺し方を選んだのか。
「誰か僕のホームズになってほしいんですよ」
アルバイト探偵、阿里隆が推理を愉しむ。

その男を殺すには、凍死という手段でなければならなかった
県道沿いにある小さな喫茶店。
雪の積もった朝、裏手の駐車場に死体がみつかる。
手足を拘束され、猿ぐつわをされて助けを呼べず、
薄着のまま放置されて男は凍死していた。
犯人はなぜ、こんな残酷な殺し方を選んだのか。
「誰か僕のホームズになってほしいんですよ」
アルバイト探偵、阿里隆が推理を愉しむ。

真夜中の教室でくりひろげられる水平思考ゲーム――犯人は誰か?
闇に閉ざされた教室で、女と少女が水平思考ゲームを始める。
豪雨の影響で橋が水没、山中のシェアハウスが外界から孤立した。
一人の男が遺体となってみつかる。状況からして事故でも自殺でもない。
女は問う。殺したのはあの人? それともこの人?
すべての人物について少女は「ノー」と答える。
誰も出入りできない状況なのに誰も犯人ではないとはどういうことか。
そして、この少女は何者なのか?

ネットの良心が、私にささやいたんですよ。
誰が書きこんだのか、国家権力であろうと身元を特定できない。
匿名性が保証されたネット――ダークウェブ。
その電子掲示板にて「導師」が呼びかけたのは、
交換殺人を進化させた前代未聞の犯罪計画「共犯同盟」だった。

ナンシー、僕が治るってどういうこと?
マシュー・エステベス、十六歳。クラスメイトを殺害した少年は、新薬の被験者となった。
薬のおかげで、前頭葉の働きを回復していくマシュー。理性的判断を取り戻したはずの少年は、しかし父親を殺めてしまう。あまつさえ、いくつかの奇妙な症状を呈し、廃人へと変貌していく。
少年の脳になにが起きているのか? 担当医のナンシーは、脳科学の世界的権威である父の助力を受ける。老科学者が語る、驚異の答えとは。
同人誌『ヘリオテロリズム』Vol.3に寄稿した作品です。

二十世紀最後の幻視者が、一葉のモノクロ写真に封じこめた謎
高校生の篠入桐花は、差出人不明の封筒を受けとる。そこには、一葉のモノクロ写真が収められていた。美しくも不穏な光景に記憶を喚起され、桐花は南へ向かう。
かつて母が命を奪われ、父が失踪した海辺の土地。桐花はそこで、十六年前に起きたもうひとつの惨劇の真実を教えられる。
二十世紀最後の幻視者と呼ばれた写真家は、己の信じる芸術のためになにを犯したのか。語りの省略とその解釈が輪唱し、ミステリと幻想が交錯する。
同人誌『ヘリオテロリズム』Vol.2に寄稿した作品です。
システムは人間が作ってるんです。
セキュリティシステムを完備したオフィスビルでの殺人事件。
入退室記録から、犯人は論理的に一人しかありえない。しかし――。
完全無欠なはずの論理を裏切った〈ローテク〉とは?
今夜最後の賭をしてるのさ
土曜日の夕方、書店に二十枚もの五十円玉を両替に来るのはなぜか?
バーに集う男たちがアイデアを交わし合う。
東京創元社の公募企画「五十円玉二十枚の謎」に挑戦した作品。
まるでダイアグラムに沿って列車運行するように、犯人は人を操ろうとした。
山中の別荘に二つの密室。
一方には手首を切断された女性の死体、他方には気を失った男性。
部屋の鍵は互いの密室の中に、女性の手首は男性のポケットの中に。
犯人はいかにして交錯密室を作り上げたのか?
なにが永遠の別れだ、ボクらはなにもあきらめてなんかない。
ネットを通じて交流してきた兄弟星、グリと倶楽。
しかし公転軌道の変化により、通信が不可能になる日を迎えようとしていた。
「本当の理由は、君に会いに行くためだ」
倶楽星人の漠々は、ロケットを開発しグリ星へ渡航しようとするが。
君に別れを告げなければならない。それも、永遠に。
就職浪人の僕は、ある日を境に感覚が狂ってゆく。落ちてゆくものが舞い上がっていくように見え、重力の感じ方が逆転する。初めは些細だった異常は日を追うごとに強くなり、日常生活さえ困難になっていく。
あらゆるものをさかさまに感じてしまう病に見舞われた男の数奇な体験談。
パズルの虜、パズルの奴隷、パズル崇拝者……なんとでも呼ぶがいい、だが彼が今俗世を越えた知の法悦境にいることだけは間違いない。
決まった手順でなければ開けることのできない仕掛け箱。
フトしたきっかけでアイデアを思い付いた谷川尚澄は、パズル創作家に挑戦する。
悪気のないイタズラは、なぜか深刻な事態へ。
仕掛け箱に込められた〈ブラック・ジョーク〉とは?
みんなが君を疑っても、私は君を信じるだろう。
だって、本当の犯人は私だから。
県下有数の進学校、玖乃杜高校。
新入生の花房律はクラスメートから奇妙な噂を聞く。
この学校には伝説の“美少女探偵”がいるというのだ。
一笑に付す花房だったが……。
誰かがなにかをたくらんでる。楽しく不穏な学園ミステリ。
MYSCON10夜の部にて公開した犯人当て小説です。
ねえ、お願い、わかって。
私達ができる精一杯のことって、ホントにちっぽけなことなんだよ?
嵐の晩、山荘に集まったミステリファンたち。
招かれざる客が訪れ、ひとりが姿を消す。
犯人は世間を騒がせる連続殺人鬼〈メッセンジャー〉なのか。
それとも、ここにいる誰かが?
「新本格」に夢中だったすべての人に贈る犯人当て小説。
MYSCON8での企画のプロトタイプ版です。
犯人が二重人格者ってのはどう? 自分が別の人格のとき殺人をしているから、たとえ最後の一人になっても自分が犯人なのかわからないの。
夜明けを迎えた青葉島に、三つの死体が残された。
二重人格者に秘められた残虐な殺人者の魂が、二人を殺害し、遂には己の魂の器を、自殺という形で破壊せしめたのである。
四つの魂が去り、そして青葉島には誰もいなくなった。
犯人当て小説に偽装された犯人当てパズル。
豊かな自然と伝承に彩られた湖で、復讐と裏切りのマーダーミステリーが幕を開ける
僕たちは真実を探ろうとしているのか、それとも遊んでいるだけなのか。
豊かな自然と伝承に彩られた湖に女子大生の絞殺死体が浮かぶ。ゲームクリエイターとその臆病な弟、二人の犯罪を白日の下にさらす手段はあるのか。減らず口しか能がない若者が仕掛けたのは、現実と虚構が重なり合う奇妙なゲームだった。復讐と裏切りのマーダーミステリーが幕を開ける。
マーダーミステリーとは、プレイヤーたちが物語の世界の登場人物に成りきって犯人を捜す体験型謎解きゲームです。仲間を喪った大学生がオリジナルのマーダーミステリーを創作し、犯人と疑う人物を罠にかけるべくプレイさせます。本作を読めばマーダーミステリーを体感することができます。
本作はそんなゲーム小説であり、仮説検討を闘わせる推理バトルであり、創作に打ちこむ情熱的な若者たちを描いたという意味では青春小説でもあるでしょう。ミステリの楽しさと怖さ、そして罪深さを味わっていただけたらと思います。

倒叙×ループ――くりかえされる悪夢の中、犯人は探偵に挑み続ける。
二十三年前に父が犯した殺人を、俺は悪夢の中でくりかえす。ミスを正し、トリックを弄し、完璧に証拠を隠滅した。それでも探偵に見抜かれてしまう。犯行を隠し通す手段はあるのか。あの日、本当にすべきことはなんだったのか。〈特殊倒叙〉心霊ホラー長編本格ミステリ。
犯人視点で物語る倒叙形式と、特殊設定ミステリをかけあわせた長編本格ミステリにして心霊ホラーです。くりかえされる悪夢は亡き父の呪いなのか、どうすればこの悪夢を終わらせることができるのか。昭和、平成、そして令和。三つの時代にまたがり、ある家族を襲った愛憎と不条理の連鎖を描きます。
あらかじめ言明しておくならば、いわゆる霊能力が実在する世界を描いています。論理の力が「幽霊」を現出せしめる光景をご覧あれ。

その探偵は天使のように無垢で、悪魔のように美しい。
「不公平ですよね。どうして世の中、目立つ人間と目立たない人間がいるんでしょう。ボクは目立たない顔に生まれたかったな」
性別不明。黒髪ストレートロングのさらさらヘアーに色白美形。
自然と人を苛立たせる自信過剰な口の利き方に、奇抜な服装センス。
ありふれた地方都市で、素人探偵の森澄紺が関わる四つの事件を描く連作短編集。
本作はMYSCON11にてミステリ作家の北山猛邦さんが提唱したシャーロイド「森澄紺」をプロデュースしています。

TVアニメ『ガールズバンドクライ』についての感想です。
このアニメが描いたのは自由、尊厳、友愛のバランスだったのではないかと考えました。

岡田麿里監督『アリスとテレスのまぼろし工場』についての感想です。
佐上睦実にスポットライトをあて、彼女の心理的な変化を追っています。

模造クリスタル『スターイーター 模造クリスタル作品集』(イースト・プレス/2022年2月)の表題作についての感想です。
あの感動的な、でも意味不明な手紙について、私なりの解釈を述べています。

平庫ワカ『マイ・ブロークン・マリコ』(BRIDGE COMICS/角川書店)の感想です。
なぜシイノはマリコの死にここまで揺さぶられるのか。
作品内の描写をたどってみると、意外なほどロジカルでした。
映画『君の名は。』(新海誠監督/2016年8月公開)の感想です。
あの複雑な物語展開の辻褄はどうなっているのか考えてみました。
映画『バケモノの子』(細田守監督/2015年7月公開)の感想です。
人の心に宿る闇とはなにかという疑問からスタートして、作品タイトルの意味について考察しています。
TVアニメ『SHIROBAKO』(水島努監督/P.A.WORKS制作/2014年10月~翌年3月放映)の感想です。
戯画的な演出が作品のテーマにどうつながっているのか考察しました。
映画『インターステラー』(クリストファー・ノーラン監督/2014年日本公開)の感想です。
終盤の場面に抱いた違和感を手掛かりとして作品のテーマについて考えました。
河野裕〈サクラダリセット〉シリーズの、主に5巻以降の感想です。
これからの「サクラダリセット」の話をしようの補遺です。
TVアニメ『ブラック★ロックシューター』(監督 吉岡忍/シリーズ構成・脚本 岡田麿里/2012年2月~3月放映)の感想です。
個人的には、時代の節目を象徴するような作品のひとつだったと思っています。
アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』(監督 新房昭之/2011年1月~4月放映)の感想です。
あのようなラストがなぜ可能になるのか物語の構造について考えてみました。
河野裕『サクラダリセット1』~『サクラダリセット4』の感想です。
マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』と比べています。
いわば、正義の在り方の違いを巡るハーヴァード大学教授とライトノベル作家の思想対決です。
TVアニメ『けいおん!』『けいおん!!』の感想です。
平沢唯はどんな人物だったのか、作品中のさまざまな断片から浮き彫りにすることを試みています。
あと、面白いショートパロディもあります。
宮崎駿『風の谷のナウシカ』の感想です。映画ではなく、アニメ情報誌『アニメージュ』に連載された漫画作品のほうです。
ナウシカとヴ王の道化が交わす謎めいた対話にはどんな背景があったのか、物語展開をふりかえっています。
TVアニメ『Angel Beats!』(岸誠二監督/P.A.WORKS制作/2010年4月~6月放映)の感想です。
音無の行動目的がどんどん変わっていくことを踏まえて物語をふりかえってみました。
07th Expansion「うみねこのなく頃に」について、どのような謎が提示されているか整理しました。
私なりの考察もしています。
平野耕太『HELLSING』の感想です。
最終巻でのインテグラのセリフをふりだしに、この物語のテーマについて考察しました。
谷川流『涼宮ハルヒの消失』をベースとしたパロディ小説です。
この物語の背後にあったかもしれないIFの物語を綴っています。
超能力者が理屈っぽい話を延々と語っているのでご注意ください。
07th Expansion「ひぐらしのなく頃に」について、どのような謎が提示されているか整理しました。
私なりの考察もしています。
谷川流『涼宮ハルヒの憂鬱』の感想です。
ツヴェタン・トドロフ『幻想文学論序説』を下敷きに、幻想小説としての『涼宮ハルヒの憂鬱』について検証しました。

宮内悠介『ラウリ・クースクを探して』(2023年)についての感想です。
なぜラウリはプログラミングの世界に戻ってきたのかという疑問を出発点に、この作品のテーマについて考察しました。

本を収納するのに最適なサイズのダンボール箱を考えてみました。
藤田直哉『虚構内存在』についての紹介ならびに感想です。
YOMIURI PC 編集部『パソコンは日本語をどう変えたか』を読んで、つらつら思ったことを綴りました。
2010年代頃から顕著になってきた現実概念の変容を踏まえて、それに国内の本格ミステリがどのような応答をしているか論じました。
相沢沙呼『medium』と北山猛邦『月灯館殺人事件』を中心に論じています。
限界研[編]『現代ミステリとは何か 二〇一〇年代の探偵作家たち』を読んで私なりの理解と感想を綴りました。
2010年代の世相と本格ミステリとの間にどのような応答があったかふりかえっています。
2021年に流行した「特殊設定ミステリ」という言葉について自分なりに整理しました。
円居挽『河原町ルヴォワール』の双龍会でのやりとりを整理し、ちょっとした考察を足しました。
限界研[編]『21世紀探偵小説 ポスト新本格と論理の崩壊』を読んで感じたことを整理しました。
国内本格ミステリは本当に衰退期なのか、それはどんなことを意味するのか綴っています。
綾辻行人『Another』の早引表に加えて、幻想小説、キャラクター小説としての側面について考えを綴りました。
ゼロ年代(2000~2009)に出版された、ライトノベル系ミステリ小説(いわゆるライトノベルレーベルで刊行されたミステリや、アニメ・まんがの影響を深く受けていると思われる作品)のリストです。
普段ミステリ読まない人に「え?こんなのもミステリ?」とびっくりさせるための作品リストです。
夢野久作『ドグラ・マグラ』を中心にミステリの多様性について論じました。
石持浅海『扉は閉ざされたまま』について別解を推理してみました。
MYSCON7の読書会をきっかけに書いた文章です。
東野圭吾『容疑者Xの献身』についての感想です。
本格ミステリか否かについての判断も綴っています。
麻耶雄嵩『神様ゲーム』についての感想です。
あの衝撃的なラストについて考えを巡らせました。
犯人当て小説でフェア・プレイは実現可能か考えました。
関連ページとして犯人当て小説のためのフェア・プレイ変換の提案についてがあります。
麻耶雄嵩『螢』についての考察です。
MYSCON6の読書会に持参したカウンターレジュメも載せています。
島田荘司『眩暈』と『ネジ式ザゼツキー』を比較しています。
絵空事としか思えないことが起きるのは似ていますが、幻想の扱い方が正反対という話です。
MYSCON5の読書会にてゲリラ配布しました。
安田輝雄[編]『福井県名探偵実話集』の紹介です。
MYSCON雑談BBSでの議論をきっかけに犯人当て小説でのフェア・プレイの実現について考察しました。
探偵小説研究会の機関誌『CRITICA』第12号に寄せた文章の試供版です。
暴力をテーマに白井智之『東京結合人間』について精読しました。
探偵小説研究会の機関誌『CRITICA』第11号に寄せた文章の試供版です。
ライト文芸の隆盛がミステリとどのような関係にあり、本格ミステリにどのような影響を与えているのか、状況を論じています。
主に三上延、初野晴、井上真偽、東川篤哉、織守きょうや、北山猛邦、麻耶雄嵩、米澤穂信、瀬川コウ、森川智喜、皆藤黒助、久住四季の作品に触れています。
探偵小説研究会の機関誌『CRITICA』第10号に寄せた文章の試供版です。
現代の本格ミステリにおいて、心理を描くことが謎解きとどのように結びつくのか長沢樹『夏服パースペクティヴ』の読解を中心に探ります。
探偵小説研究会の機関誌『CRITICA』第9号に寄せた文章の試供版です。
米澤穂信『リカーシブル』に描かれた多元的な世界観を手がかりとして、国内本格ミステリシーンとゼロ年代後半からの文化状況との共振について概観します。
探偵小説研究会の機関誌『CRITICA』第8号に寄せた文章の試供版です。
知の手法のパラダイムシフトと共に、現代の本格ミステリは環境依存性の高い問題解決手法を手探りすることで新しい名探偵像を模索しつつあることを法月綸太郎『キングを探せ』を通じて解説します。
探偵小説研究会の機関誌『CRITICA』第7号に寄せた文章の試供版です。
全知全能の空想ヒーローではなく現実的な問題解決のエキスパートへ、ゼロ年代後半から顕著になりつつある名探偵像の変容とそこから生じる問題を、名探偵の政治的な態度をキーワードとして浮き彫りにします。
有栖川有栖「モロッコ水晶の謎」『乱鴉の島』『女王国の城』『闇の喇叭』『真夜中の探偵』、米澤穂信『折れた竜骨』、古野まほろ『命に三つの鐘が鳴る』について読み解いています。
探偵小説研究会の機関誌『CRITICA』第6号に寄せた文章の試供版です。
07th Expansion制作『うみねこのなく頃に』がミステリ作品としてどのような歴史的経緯を受け継ぎ、どのような同時代性を帯びているか、垂直方向と水平方向の座標を示します。
併せて土橋真二郎『殺戮ゲームの館』、七河迦南『アルバトロスは羽ばたかない』にも触れています。
探偵小説研究会の機関誌『CRITICA』第6号に寄せた文章の試供版です。
八〇年代後半から現代まで、島田荘司の本格ミステリー論を中心に、ミステリにおける幻想概念の変化を論じます。
山口芳宏『妖精島の殺人』『学園島の殺人』について紹介しています。
探偵小説研究会の機関誌『CRITICA』第5号に寄せた文章の試供版です。
九〇年代後半から現代にかけて、社会状況の大きな変化が「セカイ系」と呼ばれる作品群を生みだしました。現代の国内本格ミステリがセカイ系から受けた影響とその応答について詳述します。
東野圭吾『容疑者Xの献身』/クリストファー・ノーラン監督『ダークナイト』/綾辻行人『Another』/相沢沙呼『午前零時のサンドリヨン』/似鳥鶏『さよならの次にくる』/円居挽『丸太町ルヴォワール』について触れています。
探偵小説研究会の機関誌『CRITICA』第4号に掲載された文章の試供版です。
07th Expansion『ひぐらしのなく頃に』/谷川流『涼宮ハルヒの消失』/米澤穂信『夏期限定トロピカルパフェ事件』を論じています。
二〇〇九年度の探偵小説評論賞に応募し、奨励作を受賞しました。
エラリー・クイーン『ギリシア棺の謎』の評価を巡り1993年から2001年にかけて主に法月綸太郎、笠井潔、飯城勇三の三氏がくりひろげた論争についてまとめました。
2005年に刊行された東野圭吾『容疑者Xの献身』は本格ミステリか否かという問いに端を欲する論争について、主に『ミステリマガジン』誌上の討論内容を中心にまとめました。
MYSREC2008の参加レポートです。
MYSCON8犯人当て企画の裏話と反省会です。
MYSCON5深夜の濃ゆい議論をまとめました。
MYSCON4深夜の濃ゆい議論をまとめました。
見出しのフォーマットを正規表現で指定してアウトラインを生成するVSCodeの拡張機能を作りました。
io.github.longfish801のmavenです。
LaTeXで縦書き小説同人誌を作るためのサンプルです。

“終焉”そして“衰退期”。
かつて、そう烙印を捺された本格ミステリはその後どうなったか。
東野圭吾『容疑者Xの献身』(二〇〇五年)から今村昌弘『屍人荘の殺人』(二〇一七年)まで、平成後期の国内本格ミステリの動向を総括し、令和本格の進むべき道を探る。
探偵小説研究会の機関誌『CRITICA』第5号から第12号にかけて寄せたミステリ評論に加筆修正し、Amazon Kindleストアから刊行しました。
書き下ろしの序論および結論を公開しています。

ちょっとせつない、ラブコメ風味の学園ミステリです。
一人の女子高生が、雪の日に廃墟から飛び降り自殺をします。
なぜ、死を選んでしまったのか?
学園ミステリならば当然、高校生たちが真相を探ろうとするはずですが、思いがけない方向へ物語は進みます。
青春ミステリとしては捻じれに捻じれた世界観の下、いわば〈幸福論バトルロイヤル〉がくりひろげられます。
Amazon Kindleストアから刊行しました。

夢野久作に捧げる、恐怖と幻想を主題にした掌編集です。
恐怖色の強い作品を集めた〈猟奇編〉と、幻想味のある作品を選んだ〈寂滅編〉の二冊があります。
また〈寂滅編〉には短編小説「熱病」を併録します。
Amazon Kindleストアから刊行しました。
秋山真琴編集長の回廊文庫第一弾『幻視コレクション~新しい現実の誕生~』に採用された超短編です。
応募した三作品中、落選した二作品「デリー大災害の一夜」「その声は聞こえない」をデデフラに掲載しました。
秋山真琴編集長のオンライン文芸マガジン『回廊』第15号に参加した作品です。ウェブ上で読むことができます。
夫のもとに届いた怪しい手紙。これから北の地へ旅立つという女が幸薄い半生を語ります。
ワンアイデア・ショートストーリーです。勘の良い方は背後にある法則性に気づくかもしれません。
分類するとすればホラー、雰囲気としては変格探偵小説が近いでしょう。
そらけいさん編集長の同人誌「ヘリオテロリズム」Vol.3に参加した作品です。
新薬の被験者となった少年、やがて現れた奇妙な症状の正体とは。
前頭葉についての脳科学を材料にしたSF短編です。
カクヨムにて公開しました。「ミッシング・アンダー・ザ・サン」を参照してください。
そらけいさん編集長の同人誌「ヘリオテロリズム」Vol.2に参加した作品です。
幻想写真家がみた奇妙な夢、十六年後にその娘が受け取った一葉の写真。
コンストラクティッド・フォトの写真論が到達した狂気の結論とは。
ミステリより幻想文学に傾いています。
カクヨムにて公開しました。「アブラクサスの狭間」を参照してください。