ルール1:フェアプレイ

 犯人の指摘に必要な手がかりは、すべて問題編に明示します。
 ただし、動機の当て推量や、場の雰囲気といった憶測は根拠になりません。

ルール2:単独犯

 犯人は一人だけです。共犯の可能性はありません。
 自発的に犯人をかばって、証拠を隠したり嘘をついた人物もいません。

ルール3:証言の信頼性

 登場人物は、意味もなく嘘をついたり、言い誤りや勘違いをすることはありません。
 ただし、犯人は自分の犯行を隠すために嘘をつくことがあります。また、犯人以外でも、殺人とは別の目的で誰かを騙すことがあります。

ルール4:地の文の信頼性

 この小説は一人称で語られます。地の文における記述に嘘はありません。
 ただし、語り手が誰かに騙され、思い込みをし、結果的に記述が真実と異なることはあります。