禅の心とともに

 とあるデパートにて、外国人に連れの女性が話しかけていた。
「直訳すれば『存在あるいは無』ですね」
「そんな抽象的な言葉をなぜここに?」
「日本人はいつも禅の心とともにあるということです」
 エスカレーターには「あるかない」という注意書きがあった。